AWS Certified Advanced Networking – Specialtyを一発で合格する3つのコツ
データアナリティクス事業本部の武田です。
つい先日、AWS Certified Advanced Networking - Specialtyに合格しました!無事に一発合格することができたので、私の中でやってよかったなと思うことをまとめます。
私の業務との関係
現在の業務とのANSは親和性はありません。「業務上の経験から身についた」という要素は、ほぼゼロです。 つまり、業務から自然と身につけられるものではないです。
ちなみに、ネットワークは、大の苦手です。苦手なのでいつも人に頼って生きてきました。 SAPの試験をうけた時もネットワークが一番間違いが多くて苦闘した分野です。 ですが、つまづいた時に、自分で何かしらできるようになったらいいなと思って、チャレンジしてみました。
全てを一人で解決できなくても、「たぶんココに原因がある」とか「こういう候補案がありそう」くらいが、ぼんやりとでも頭に浮かぶようになったらいいなというのが私の目標です。
私の保有資格とスペック
下記に詳しく書いていますが、私はクラスメソッドに入社する前は「Amazon QuickSight以外触ったことがありません」というAWS初心者です。 ちなみに、入社したのは1年半くらい前のことです。
コツ1:ベストプラクティスの図を、指で追いながら頭に叩き込む
まず真っ先に読んだのが、このテキストです。
要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』
「こういうパターンではこういう構成図」と例がいくつか掲載されていたので、それをまず頭に叩き込みました。図を見ながら、ココとココをどうつなげているのか、このつなぎ方とはあのつなぎ方は何がどう違うのかを、指でなぞりながら頭に入れていきました。高可用性を重視するならこっちの図、暗号化したい時はあっちの図みたいな感じで、一つ一つ指でなぞっていきました。
そうすると、文章が出てきたときに、あの図のことかな?と思い描けたので、これは最初にやっておいてよかったなと思います。パターン別に今のベストプラクティスを頭に叩き込め!です。(あくまでその時点でのベストなので、古くなったら差し替えないといけません)
コツ2:問題文の中の「何をしたいか、何を重要視するか」の部分に線を引く
選択肢を二つまでは絞り込めるけど、そこからがどちらがいいのか選べない、技術的にはどちらでも実現可能に思えてどちらがいいのだろうと迷うパターンへの解決策がこれです。
「何を重要視するのか」の前提条件に線を引いておくと、こちらのほうが良いというのを絞れるようになりました。「何を重要視するのか」というのは、例えば、「コスト優先」とか「短期間で構築」とか「信頼性が重要」といったことです。コストと言われたらこちらのサービスほうが安いなとか、短期間でといわれたらこの選択肢はないなという感じで選んでいく感じです。
私は、この前提条件を読み落としてしまって選べなくなってしまっていました。2つまで絞り込めるけどそこからが難しいという人は、問題本文の前提条件を読み直すようにするといいかもしれません。
ちなみに、この「文章に線を引く」というやり方は、SAPの試験の時に使っていた方法です。
国語の読解力が問われるなという感覚にはなりますが、私はこれは業務の打ち合わせでも、結構役に立つと思っています。相手が何を言いたいのか何を大事にしたいのかを集中して聞いて、要件を整理する練習になるからです。
(コミュニケーション能力という風に言われてくくられてしまうと、何をしたら上手になるのかわからなくなるんですが、こういう文章からトレーニングすると何度でも見返すことができるので良い練習になると私は思っています。)
コツ3: 選択肢の文章を図にして、何がどう違うのかを比較する
ネットワークの問題は、とにかく図が大事だと思っています。その図を文章で書くとどういう文章になるのか、選択肢の文章も図を頭に思い描いて、それぞれの選択肢で何がどう違うのかを意識するようにしました。
私は図で覚えるタイプだったので、それを日本語にするとどういう文章になるのかというところに難しさを感じました。分からない問題については、選択肢の文章を分解して見比べるということをやっていました。文章を読んで図が書けないものは「何言ってるかわからん!」となってることが多かったです。
図を描くときは、AWS知識との組み合わせになります。こういうパターンではこっちのサービスがフィットするという、AWS知識そのものが必要でした。これはSAAで勉強した内容が一番使った感じがします。
ふりかえりとこれから
最難関に匹敵すると評判のANS試験、やはり難しかったです。 1年半前はあんなに遠いと感じた資格でしたが、ようやく到達しました。
受かっておいてこんなことを書くのもなんですけど、スタート地点に立った感覚です。「わからないことがわかった」「できない自分に向かい合っている」という感覚になっています。資格をとったからといって、あれもこれもできるようになるわけじゃないんですね。
勉強を続けてよかったなと思ったのは、子供たちの変化です。私がやり始めると、子供たちも横で勉強始めるようになり、気が付けば「お母さん、今日は勉強やらないの?」と言うようになりました。これを我が子から言われると、サボれないです。
そんなこんなで、次はMLSに挑戦しようかなと思います。